前期から繰越した前払費用は翌期首日には当期の費用に振替えるのが原則です。例えば「前払家賃」であれば
○月1日 地代・家賃 100,000
前払費用 100,000
月末に、次月分の家賃を支払うと
○月30日 地代・家賃 100,000
現金・預金 100,000
初めの月では、地代・家賃が 200,000
になり、最終月は「0」になってしまいます。
翌期首日に振替処理せず、決算処理にしてしまえば
決算日 地代・家賃 100,000
前払費用 100,000
地代・家賃 100,000
現金・預金 100,000
前払費用 100,000
地代・家賃 100,000
ずぼらなやり方かもしれませんが、月次損益計算で不具合が生じることもなく、決算も正しく処理されます。
なお、未払費用については、支払時は負債科目が消えるだけなので月次損益には影響しません。 |